楽象帆「あそびの造形展」①

yu_suzumura2011-03-20

来週、こども達による造形展を開催する予定でした。
子ども達は、昨年の10月より約6ヶ月間
展覧会用の作品を制作してきたのですが、

今回の東北関東大震災に伴い現在も続く被災地での現状
原子力発電所の事故
東京においても交通手段の不安定な状況や
展示会場が計画停電区域であることを踏まえ
中止を決断しました。

この決断は、
あたり前なのかもしれないし
こんな時だからこそ、
前向きに子ども達の楽しい作品を発信していくべきなのかもしれません

今回の震災でそれぞれ個々に想うことは、たくさんあると思います。
失ったもの、得たもの、いろいろ。

子ども達の純粋でまっすぐな楽しい作品が
たくさん生まれたので少しずつ紹介したいと思います。


↑「人物クロッキー」(今回のDMになったもの)
荒川区の三ノ輪にある造形教室「アトリエ楽象帆」では、
工作のほかにちょっぴり絵画教室の要素も取り入れています。
定期的に10〜15分程度かけてクロッキーを行います。
鉛筆、色鉛筆、クレヨン、パステル、絵具、墨など様々な用材を使って、
野菜や果物、人物など毎回、モチーフ(描くもの)を変えて取り組んでいます。
見慣れているものや目新しいものまで「見て描く」ということで、
毎回さまざまな発見があります。

例えばパイナップル
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同じものを描いているのに
それぞれ個性的なパイナップルがうまれます。
このパイナップルは最後にみんなで食べました。