森靖「好きにならずにいられない」

yu_suzumura2010-07-21

高校時代の友人の個展を観にいきました。

森靖 個展
「Cant' Help Falling in Love」
2010年7月3日-7月31日

山本現代
http://www.yamamotogendai.org/japanese/index.html

(以下、山本現代HPより)
森靖の彫刻の魅力は、その躍動感に満ちた人物描写と、
細部に到るまで徹底的に彫り出す驚異的な技術力にあります。
また、森の作品の特徴としてもう一つあげられるのが、
完全に乾いていない木を素材に用いる事です。
通常、木彫作品に使用される木というのは、
極力歪みや割れの出ないよう十分に乾かされた木が用いられます。
しかし森は、乾いていない木や、ウロのある木を好んで使います。
乾いていない木は乾燥する際に大きく割れが走る事がありますが、
森は彫り進める最中で素材の癖を体得し、
割れが走って欲しい部分が割れるよう鑿を入れ、
その割れを作品に取り込んでいきます。
ウロについても、同じように取り込まれ、
乳首や鎖骨のくぼみといったチャームポイントに変貌を遂げます。
驚くべき事に、森の場合、彫刻制作には
いっさいのドローイングやスケッチの準備なく取りかかり、
形態を大幅に変えたい場合はその場の判断で木を接いでいきます。
森は、思いつきやアドリブで作品が変容していく緊張感が
必要であると考えています。


高校時代からずば抜けた技術と才能を発揮していた森君が、
どんどん進化し続けているのを感じました。
言葉はいらないぐらいの迫力と
繊細な技術と木材(スギ?)の香りと
ギャラリーに入った瞬間から異空間を感じました。

展示風景写真はこちら↓
http://yamgen.exblog.jp/


是非、「生」で観ることをおすすめします!