『永遠の出口』

yu_suzumura2007-02-07

友達にすすめられて前から気になっていた
森絵都さんの小説。
「永遠の出口」という魅力的な題名に魅力的な装丁
旅先の本屋で買った瞬間からその本の虜になってしまった
京都の喫茶店を転々としながら9章からなる物語を
1章節づつ丁寧に読んでいった。
なんでもない日常の中でおこること。
それをひとつひとつ受け止めていく姿がとても愛おしくて
とても他人事とは思えない感情が生まれてくる。
特に
家族旅行で家族のことを深く考えるようになった
第6章「時の雨」
高校の卒業にあたり色んなことを受け止め消化していく
第9章「卒業」
は、心にすっと気持ちの良い風が吹いた

来週から水戸へ行ってきます。
偕楽園」と「水戸映画祭」へ